「競艇と競馬、どっちが勝てる?」
「これからはじめるならどっちの方が当てやすい?」
同じ公営競技の競馬と競艇ですが、これからはじめるならどっちがいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。せっかくお金を払って参加するからには、当てやすく勝ちやすい方を選びたいですね。
結論、当てやすさを重視するなら競艇で、ロマンを求めるなら競馬をおすすめします。この記事では、なぜそう言えるのか理由を解説、客観的に見たらどっちの方が向いているのかも紹介します。
これからどっちかをはじめる人はもちろん、「競艇の方がいいのかな」「競馬1本にしようかな」と悩んでいる人もぜひ参考にご覧ください。
競艇と競馬はどっちが勝てる?当てやすさなら競艇!ロマンなら競馬!
競艇と競馬、どっちが勝ちやすいかは一概には言いにくいのですが、当てやすさで見れば競艇なのは間違いないでしょう。しかし、一回当てたときの払い戻しの大きさや一発逆転の可能性でいうと競馬に軍配が挙がります。
もちろん、どっちも違う競技ではあるので、個人によって勝ちやすさは変わります。予想のコツや特徴のつかみやすさは好みによっても大きく変わるためです。
しかし、どちらも知らない初心者が買うのであれば、当てやすいのは競艇、当てにくいけど大きな配当を狙えるのは競馬という認識で間違いないでしょう。
競艇が競馬よりも当てやすい理由を5つ紹介
競艇が競馬よりも当てやすい理由は以下の5つの点が大きく影響しています。
・組み合わせの数が少ないので初心者でも当てやすい
・有利不利がはっきりしているので一着を予想しやすい
・選手生命が長いので活躍する選手を覚えやすい
・予想方法がつかみやすい
・競艇の方が還元率が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
組み合わせの数が少ないので初心者でも当てやすい
競艇が当てやすい最大の理由は出走数が6艇だけという点です。
競艇の出走数が最大6艇に対し、競馬は最大で18頭が出走します。出走数が少なければ組み合わせ数が少なくなるので、単純に当てやすいのです。
もしも、3連単を全通り買うとすると、
・競艇:120通り
・競馬:4896通り
上記の組み合わせを1点だけで当てられる確率は競艇だと0.83%、競馬では0.02%しかありません。
もちろん、単純な確率ではあるので予想の精度を含めればもう少し確率は上がってはくるでしょう。しかし、予想力のない初心者が当てやすいのは単純な確率で見て、出走数の少ない競艇であることは間違いありません。
有利不利がはっきりしているので一着を予想しやすい
競艇は競馬を含めた公営ギャンブルの中でも圧倒的に1着を予想しやすいという特徴があります。理由としては、波や他の選手の影響を受けにくい1号艇が圧倒的に有利だからです。
「競艇は1から買っとけばいい」というのは競馬しかやらない人でも聞いたことがあるでしょう。実際に、1号艇の勝率は7割を超えていることもあり、実力のある選手が1コースであればほぼ1着になります。
競馬では内枠や外枠の有利不利が多少あっても、競艇ほど着順に影響することはありません。また、競馬は一番人気でも勝率は3割ほどなので、競艇の7割に比べると頼りないことも伺えます。
そのため、仮に1号艇から適当に買ったとしても、大きく負けで終わるということは少ないでしょう。何も知らない初心者でも予想が簡単にできるということになります。
選手生命が長いので活躍する選手を覚えやすい
競馬の競走馬は2歳でデビューをして、4〜6年ほどで大半は引退します。一方で、競艇選手の選手寿命は平均して20年以上はあるので、一度選手の特徴を覚えれば長い間使える予想の知識となります。
一流選手の特徴や傾向を覚えておくだけでも、大きなレースになれば見たことがある顔ぶればかりになることでしょう。また、競走馬が多くても週に一度の出走に対し、競艇選手は週に二回出走することもよくあるので、予想に大きく役立ちます。
「選手の名前は聞いたことがある」「地元の選手だから応援したい」といった理由でも十分に当たりを狙うことが可能です。1度に出走する選手が少ないこともあり、お気に入りの選手を覚えておくだけでも当てやすくなります。
予想方法がつかみやすい
競馬は血統やコース適性、脚質などさまざまな知識を集め、集約して予想をしなければ当たりません。それも、全18頭なので難しさは想像できますね。
一方で、競艇の予想に必要なことは選手の特徴や競艇場の特徴、モーターの特性だけで十分です。加えて、全6挺なので頭の中でレース展開のイメージも容易です。
もちろん、熟練のプロやベテランはそこからさらに深堀して予想をしています。しかし、初心者の観点では、予想方法がつかみやすく当てやすさの後押しになると言えるでしょう。
競艇の方が還元率が高い
還元率とは、運営側が賭け金の総額から自分たちの利益を除き、お客さんに還元する金額の割合を示すもの。競馬や競艇は同じ公営競技ですが還元率は異なり、還元率が高ければ高いほど勝ちやすいと考えることができます。
例えば、還元率70%の競技で100万円の売上があった場合、
・売上100万円のうち30万円が運営側の利益
・残り70万円を勝った人同士で分配する
上記のような形になります。肝心の競馬と競艇の3連単の還元率を比較してみましょう。
・競馬の還元率:72.5%
・競艇の還元率:75%
「そんなに差がないのでは?」と感じるかもしれませんが、大きな金額が動く競技において、上記の数字差はかなり大きなものです。収支をつけていると、長くやれば長くやるほど差の大きさに気がつくはずです。
還元率は法律によって定められているので、今後も変わることはありません。そのため、長期的な数字で見ても、競艇のほうが勝ちやすいと考えられます。
ロマンを求めている人は競馬の方が良い理由
万馬券の破壊力、一撃のロマンを求めている人にはやはり競馬のほうがおすすめです。大げさではなく、競馬と競艇では払戻金額のケタが違います。参考までに、過去の最高払戻金額を比較してみましょう。
・競馬:2983万2950円
・競艇:68万2760円
どちらも100円購入した場合にいくらになるかを表したものです。もちろん、過去の最高を表したものなので極端な例ではあります。しかし、上記ほどまでではなくても競馬では100円が100万円になるといった例は珍しいものではありません。
さらに、競馬ではWIN5と呼ばれる配当金が億を超える馬券種も用意されています。ただし、宝くじ並の難易度があるので、まさに「ロマン」を追う人のための馬券と言えるでしょう。
当然ですが、リターンが大きければ大きいほど当てるのが難しい証明でもあります。なかなか当てられない分、一度の当たりで負け額をひっくり返せることも競馬の魅力ではあります。人それぞれ好みはありますが、一度の当たりの大きさを求めるならば競馬にしたほうが良いでしょう。
競艇か競馬どっちか迷ったら参考に!向いている人の解説
ここまでに、当てやすさで選ぶなら競艇、一度の破壊力で選ぶなら競馬ということを説明しました。それでは、客観的に見て自分がどちらの方が向いているのかについて見ていきましょう。
競馬が向いている人
競馬の予想に必要なデータとしては、血統や競走馬の調子、馬場状態など数値化することが難しいものが多くを締めています。そのような情報を上手に頭の中で組み立て、イメージできる人は競馬に向いているタイプと言えるでしょう。
上手にイメージできる人は3連単のような難しい券種ではなくても、単勝や馬連などでも当たりを狙えるので、コツコツ勝っていく戦略も立てられます。
また、金額面以外にも、名馬から受け継がれていく血統のドラマなど、ギャンブル以外のストーリーで熱くなりたい人にもおすすめです。
競馬に向いている人
・数値化しにくいデータを頭の中で整理して予想できる人
・一回の当たりで大きな払い戻しを受けたい人
・スポーツ観戦やドラマのような楽しさ、感動を求める人
競艇が向いている人
競馬に対して、競艇はコースの有利不利や選手の実力、モーターの能力などが数値化しやすい特徴があります。データや数字を重視する人には競艇が向いていると言えるでしょう。
選手の実力や勝率が結果を左右するのはもちろんですが、ボートのモーターも機械なので気分に左右されません。コースの特徴も長く積み上げられたデータなので、信頼性がとても高く結果に直結することが多いです。
ただし、データ通りに決着がつく分、配当金は安くなりやすいというデメリットもあります。一度に大きく勝ちたいなら購入点数を少なくするか、購入金額を大きくしなければなりません。
また、365日朝から晩まで開催されているので、とにかく参加したいという欲を抑えられない人には向いていません。いくらデータが豊富でも、やはりギャンブルなので絶対はなく、勝ち逃げできない人は危険です。
競艇に向いている人
・勝率など、数字やデータを重視する人
・一度の当たり金額よりも、的中を重視する人
・自制心がある人
競艇と競馬どっちがいいか迷ったら?当てやすさは競艇、ロマンなら競馬
今回は、競艇と競馬ならどっちの方が勝てるか検証している人、これからはじめるならどっちの方がいいのか迷っている人に向けてそれぞれの特徴を紹介しました。結論、一度の払い戻しの大きさを求めるなら競馬ですが、当てやすさを重視するのなら競艇と断言します。
この記事では、当てに行くなら競艇がおすすめな理由を5つ紹介しました。
・組み合わせの数が少ないので初心者でも当てやすい
・有利不利がはっきりしているので1着を予想しやすい
・選手生命が長いので活躍する選手を覚えやすい
・予想方法が分かりやすい
・競艇のほうが還元率が高い
ですが、一撃の払戻金の大きさを重視する人であれば競馬一択です。18頭の中から勝つ馬を選ぶので難易度は上がりますが、競艇とは当たりの金額のケタが違います。
もちろん、結局は予想のしやすさも含め、個人の好みによります。それでもどっちが向いているのか客観的に判断できる部分もあるので、迷ったらぜひ参考にしてください。
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